英語日記が続かないときは、特別な出来事を探すより、「今日の事実・そのときの感情・明日したいこと」を1文ずつ書く形にしてみましょう。日本語で内容を決め、知っている短い英語にするだけでも、日記は書けます。書いた表現を翌日に思い出すところまで含めると、会話の準備にもなります。
「今日は仕事だけだった」「昨日と同じことしか書けない」。こう感じて3日ほどで止まっても、向いていないと決める必要はありません。毎日の話題選び、長い英文、完璧な添削を一度に求めると、始める負担が大きくなります。まずは3文で終えられる型を用意しましょう。
この記事の例文・人物名・練習場面はすべて説明用の自作です。例文の音声は添付していません。音を確認したい単語は辞書の該当見出しの音声を使い、別の英文の音声をこの日記の正解として照合しないでください。
英語日記は「充実した1日」の報告でなくていい
日記の題材は、小さな行動で十分です。「コンビニでお茶を買った」「会議が長かった」「夕飯を作れなかった」も、自分の生活に結び付いた英語になります。同じ行動でも、感情や理由が違えば、書く内容は変わります。
たとえば毎日 I worked today. と書いているなら、動詞を無理に難しくする前に、「何をしたのか」を少し具体化します。I checked some documents today. なら「書類を確認した」。次の日は I talked to a coworker today. と、仕事の一部分を選べます。
ただし、詳しく書くために勤務先の機密、顧客名、個人情報を入れる必要はありません。添削サービスやAIに入力する場合は、会社名を my company、人名を a coworker に置き換えましょう。練習に必要なのは、自分の意図が分かる情報です。
「事実・感情・明日」の3行テンプレート
ここでいう「3行」は、画面上の折り返し数ではなく、役割の違う3文です。最初は次の枠を使います。
- 事実:Today, I +過去形+必要な情報.
- 感情:I felt +気持ちを表す語+ because +理由の文.
- 明日:Tomorrow, I want to +動詞の原形+必要な情報.
たとえば、「昼に散歩した/気分がよかった/明日も外に出たい」なら、こう書けます。
Today, I took a walk after lunch.
今日、昼食後に散歩しました。
I felt happy because the weather was nice.
天気がよかったので、うれしい気分でした。
Tomorrow, I want to spend some time outside.
明日は外で少し過ごしたいです。
この型を丸ごと覚えることも役立ちます。ただし、毎回英文を見ながら写すだけで終わらず、日本語の意図から必要な部分を思い出して使ってみましょう。型を暗記することと、自分の内容を入れることは両立します。
事実は「誰が・どうした」を先に決める
今日すでに終えた行動を述べるなら、基本は過去形です。work は worked、cook は cooked になります。一方、go は went、buy は bought のように形が変わる動詞もあります。知らない形は辞書で確認し、動詞だけを勘で作らないようにします。
感情の文でも、I felt tired. の felt は feel の過去形です。「今日のことだから現在形」と一律に考えるのではなく、その出来事が終わっているかを見ましょう。今の状態を書きたいなら I am tired now. でも構いません。今回は書きやすさのために、過去の出来事とそのときの感情をそろえています。
感情には、余裕があれば理由を付ける
happy、tired、relieved、disappointed などから、自分の気持ちに近い語を選びます。because の後ろは「理由を表す文」です。I felt relieved because I finished my work. なら、I が主語、finished が動詞になっています。
最初から理由が書けなければ I felt relieved. だけでも大丈夫です。because busy のように無理につなぐより、短く正確に書き、後で because I was busy と文を足すほうが確認しやすくなります。3行の型は、毎日同じ長さを要求するものではありません。
明日は、約束より「したいこと」で終える
I want to read. の to の後ろには動詞の原形を置きます。I want to reading. にはしません。「明日絶対にやる」と宣言する必要はなく、小さな希望で構いません。明日の予定が不明なら I want to get some rest tomorrow. のような内容も書けます。
「明日」の文が毎回同じになるなら、read a book を read two pages、go for a walk を take a short walk のように調整します。達成できなかった翌日は、前の日記を失敗の証拠にせず、その日の事実から再開しましょう。
01
事実
今日したことを一つ選ぶ
02
感情
そのときの気持ちを一文にする
03
明日
明日したいことを一つ添える
日本語の意図から、簡単な英語へ変える手順
日本語を使って内容を整理することは、英語日記の妨げではありません。困りやすいのは、長く抽象的な日本語を、語順も含めてそのまま英語に置き換えようとすることです。次のように一段短くします。
元の意図:「立て込んでいた案件がひと段落して、肩の荷が下りた」
簡単な日本語:「難しい仕事を終えた。ほっとした」
英語:I finished a difficult task today. I felt relieved.
「肩の荷」を辞書で探す前に、伝えたい状態を分けています。慣用句を学ぶことも大切ですが、今の日記を仕上げる目的なら、知っている語で言える部分を先に使えます。あとで自然な別表現と比べれば、表現の幅も広げられます。
書いた後は、主語、動詞、時、伝えたい意味の順に確認します。毎回すべての語法を調べると時間が足りなくなるなら、「今日は過去形だけ」のように確認範囲を決めても構いません。分からない部分を印で残し、余裕のある日に調べます。

ネタに困った日の5つの探し方
話題を増やすより、「今日のどこを見るか」を変えると書き始めやすくなります。次の5種類を、必要な日に選んでください。英文はそのまま使う前に、自分に起きた内容へ変えましょう。
1. 食べたもの・飲んだもの
Today, I made soup for dinner.
I felt happy because it tasted good.
Tomorrow, I want to try a different recipe.
「夕食にスープを作った/おいしくてうれしかった/明日は別のレシピを試したい」です。料理をしない日なら bought lunch や drank tea に変えられます。栄養や料理名を細かく説明しなくても、1食で日記になります。
2. 仕事・家事の一部分
Today, I cleaned my desk.
I felt relaxed because my room looked tidy.
Tomorrow, I want to organize my books.
「机を片付けた/部屋が整っていて落ち着いた/明日は本を整理したい」です。「仕事を頑張った」のような広い内容を、メールを送った、机を片付けたなど、観察できる行動にすると英語を選びやすくなります。
3. 人と話したこと
Today, I called a friend.
I felt happy because we talked about our hobbies.
Tomorrow, I want to send her a photo.
「友人に電話した/趣味の話ができてうれしかった/明日は写真を送りたい」です。誰と何を話したかまで書けば十分です。実際の会話を全部英訳する必要はありません。相手を特定する情報は省いて使いましょう。
4. 予定どおりにいかなかったこと
Today, I missed the bus.
I felt disappointed because I was late for an appointment.
Tomorrow, I want to leave home earlier.
「バスに乗り遅れた/約束に遅れて残念だった/明日は早めに出たい」です。日記を前向きな内容だけに制限しなくて大丈夫です。強い感情を書きたくない日は、事実を小さく選ぶだけでも構いません。
5. 休んだこと・小さな発見
Today, I stayed home and read a book.
I felt calm because I had some quiet time.
Tomorrow, I want to read another chapter.
「家で本を読んだ/静かな時間があって落ち着いた/明日は次の章を読みたい」です。外出や成果がなくても書けます。同じ本を続けて読んだら、日記の表現が重なっても問題ありません。同じ語を別の日に使う機会になります。
5分で区切るなら「準備1分・作文3分・想起1分」
この5分は、取り組みを区切る配分例です。全員が5分で3文を書けるという基準ではありません。初めての動詞を調べる日や添削する日は、時間を追加するか、1文だけで終えても構いません。
最初の1分:日本語で「何をした・どう感じた・明日どうしたい」をメモします。立派な文章にせず、「スーパー/混んで疲れた/早く行く」のような単語で十分です。
次の3分:テンプレートを使って3文を書き、今日確認する点を1つ見直します。辞書を使うなら、動詞や気持ちの語など、文の意味を決める部分から調べます。検索を続けて書く時間がなくなるなら、調べたい語を印で残しましょう。
最後の1分:英文を隠し、日本語メモだけを見て1文を言うか書きます。出てこなければ答えを確認して、もう一度隠します。翌日にも前日の1文を思い出すと、「見れば分かる」と「自分で使える」の違いを確認できます。毎回一瞬で出す必要はありません。
練習:日本語メモから3文を作ってみよう
先に答えを見ず、次の内容を簡単な英語にしてください。書き方は1つではありません。自分の文が同じ意図を伝えているかを比べましょう。
問題A:今日、夕食後に英語を勉強した。新しい単語を3つ覚えたのでうれしかった。明日、その単語を使いたい。
問題B:今日、昼食を家に忘れた。朝が忙しくて疲れた。明日、家を出る前にかばんを確認したい。
解答例と確認する点
Aの例
Today, I studied English after dinner.
I felt happy because I learned three new words.
Tomorrow, I want to use those words.
studied は study の過去形です。3文目の those words は、前に出た3つの単語を指します。「覚えた」を learned としたのは、この文脈で新しい語を学んだと伝えるためです。一度書いたから定着した、と判断する必要はありません。後日に答えを隠して思い出せるかを確認します。
Bの例
Today, I left my lunch at home.
I felt tired because I had a busy morning.
Tomorrow, I want to check my bag before I leave home.
「家に忘れた」はここでは left … at home としました。難しければ、最初は I did not have my lunch with me. のように伝えたい状態へ言い換えても構いません。最後の文が長ければ Tomorrow, I want to check my bag. までにします。
書けたら、AかBの1文だけを自分の今日の出来事に変えましょう。正解を写して終えるより、dinner を lunch、three を two のように変えるだけでも、意味を考え直す練習になります。

よくある質問
同じ単語ばかりでも続けていいですか?
構いません。日常生活では同じ行動や感情が繰り返されます。余裕が出たら、今週使いたい動詞を1つ選ぶなど、条件を1つだけ加えましょう。毎日新語を何個も入れる必要はありません。覚えた語を、答えを見ずに別の日にも使えるか確かめることにも意味があります。
添削してもらわないと意味がありませんか?
まず自分で意味と文の形を確認し、その後に辞書、先生、添削サービスなどを使えます。添削された文は、元の意図が保たれているかも見ます。修正版を読むだけでなく、「なぜ直ったのか」を1点選び、翌日自分の文で使ってください。AIへは非公開情報を入れないようにします。
何日も空いたら、空白を埋めるべきですか?
空いた日の分を全部書く必要はありません。今日の1文から再開して大丈夫です。忙しい日に何が負担だったかを見て、書く場所、時間帯、文数を調整します。連続日数だけでなく、「戻って書けた日」も記録しておくと、再開の方法を見直せます。
参考資料
- British Council:Past simple — 終わった出来事を表す過去形と、不規則動詞の確認に使用。
- TeachingEnglish:Retrieval — 覚えた言語を記憶から取り出して使う練習の考え方を確認。
まとめ
英語日記は、「事実・感情・明日」の3文を、日本語の意図から簡単な英語にしてみましょう。特別な出来事も、毎日新しい単語も必須ではありません。まず今日の小さな行動を1つ選び、書いた後は英文を隠して1文を思い出す。止まった日は埋め合わせを急がず、今日の1文から戻ってください。
01
題材を一つ
特別な出来事を待たず日常から選ぶ
02
形を確認
主語・動詞・時制を確かめる
03
隠して復習
添削後の文を自分で取り出す
04
短く再開
休んだ後も一文から戻れる
大人の英語スクール · ライブ授業
知っている英語を、
使える英語へ。
ここで試した学び方を、自分の課題にどう取り入れるか考えてみませんか。これからの英語学習を見直すヒントは、大人の英語スクールのライブ授業でもご案内しています。
最新の日程とご案内は、ライブ授業のページからご確認ください。
ライブ授業の案内を見る





















