「雨だったので、家にいました」。この一文を英語にするとき、because と so のどちらを使えばよいのでしょうか。

実は、どちらでも伝えられます。ただし、理由と結果の、どちらを先に言うかが変わります。

I stayed home because it was raining.
雨が降っていたので、家にいました。

It was raining, so I stayed home.アイ ステイド ホウム
雨が降っていたので、家にいました。

日本語訳が似ているからこそ、単語を一つずつ置き換えると混乱しがちです。まず「理由は何か」「その結果、何をしたのか」に分けてみましょう。

becauseの後ろは「なぜ?」の答え

友人に週末のことを話している場面です。

I stayed home.アイ ステイド ホウム
家にいました。

Why?
どうして?

Because it was raining.
雨が降っていたから。

家にいた理由が、雨です。ひと続きの文にするなら、I stayed home because it was raining. になります。

同じように、次の文でも because の後ろが理由です。

I took a taxi because I was running late.
遅れそうだったので、タクシーに乗りました。

先に「タクシーに乗った」と言い、その行動を選んだ理由を付け足しています。because を使うときは、後ろの内容が「なぜそうしたの?」の答えになるか、確認してみてください。

会話で Why? に答えるだけなら、Because I was running late. のように because から始まる短い返答も使えます。毎回、前の行動まで繰り返す必要はありません。

soの後ろは「それでどうなった?」の答え

一方、理由や状況を先に話し、そこから行動へ進みたいときは so が使えます。

I was running late, so I took a taxi.
遅れそうだったので、タクシーに乗りました。

「遅れそうだった。それで、タクシーに乗った」という順番です。so の後ろが結果や判断になります。

The café was full, so we went somewhere else.
そのカフェが満席だったので、別のところへ行きました。

ここでは、満席だったことを受けて、別の店へ行くと決めています。so は、自然に起きた結果だけでなく、このように自分で選んだ行動にも使えます。

POINTS AT A GLANCEbecauseは理由を後ろに、soは結果を後ろに
I stayed home because it was raining.では理由が後ろ、It was raining, so I stayed home.では結果が後ろに来て、どちらも理由から結果へ向かうことを示す図
雨が降っているという理由と、次の行動を結び付ける場面
雨が降っているという理由と、次の行動を結び付ける場面。

語順を変えるときは、理由と結果を取り違えない

「疲れていたので、早く寝た」を二通りで言ってみます。

I went to bed early because I was tired.
疲れていたので、早く寝ました。

I was tired, so I went to bed early.
疲れていたので、早く寝ました。

早く寝たことが結果、疲れていたことが理由です。この関係は変わっていません。

ところが、because を so に替えるだけだと、こうなります。

I went to bed early, so I was tired.
早く寝たので、疲れていました。

英語の形はつながっていますが、理由と結果が逆です。元の話を伝えるなら、接続する語だけでなく、二つの内容の順番も変える必要があります。

なお、because の文では、理由を先に出す形も使えます。

Because I was tired, I went to bed early.
疲れていたので、早く寝ました。

because が付いている I was tired が理由であることに変わりはありません。理由を先に置く場合は、通常、その部分の後ろにコンマを入れます。

becauseとbecause ofは、後ろの形が違う

電車が遅れた理由を伝える場面で比べてみましょう。

The train was delayed because it was snowing.
雪が降っていたため、電車が遅れました。

The train was delayed because of the snow.
雪のため、電車が遅れました。

because の後ろは、it was snowing のように「何が、どうだった」と言える文の形です。because of の後ろは、the snow「雪」のような名詞のまとまりです。

because the snow と途中で止めたり、because of it was snowing と文をそのまま続けたりしないようにしましょう。「雪だったから」と言いたいなら、まず because it was snowing と一つの文にする方法が使えます。

日本語の「ので、だから」を両方入れなくてよい

日本語では「雨だったので、だから家にいた」と話をつなぎ直すことがあります。しかし、一組の理由と結果を英語で結ぶときに、次のように両方を使う必要はありません。

Because it was raining, so I stayed home.アイ ステイド ホウム

この組み合わせは避け、次のどちらかにします。

Because it was raining, I stayed home.アイ ステイド ホウム
雨が降っていたので、家にいました。

It was raining, so I stayed home.アイ ステイド ホウム
雨が降っていたので、家にいました。

これは、because と so が文章全体で共存できないという意味ではありません。別の理由を追加する長い話では、両方が出てくることもあります。まずは、一組の「理由→結果」を一つのつなぎ方で表すと整理できます。

また、会話で So, what do we do next?「それで、次はどうする?」のように、so が文頭に来ることもあります。ここでは話を進める役割です。「so はどんな場合も文頭に置けない」とは覚えないようにしましょう。

時間がないため急ぐなど、理由と結果を一続きで捉えるイメージ
時間がないため急ぐなど、理由と結果を一続きで捉えるイメージ。

練習:同じ出来事の関係を保ったまま伝える

1. 理由と行動を二通りで

「スマートフォンの電池が切れていたので、返信できなかった」を、because と so でそれぞれ一文にしてください。

使える表現:my phone battery was dead「スマートフォンの電池が切れていた」、I couldn’t reply「返信できなかった」

2. 先に結論を伝える

友人に「どうしてあの店を選んだの?」と聞かれました。「駅に近かったので、その店を選びました」と、I chose that restaurant から始めて答えてください。

3. 後ろに続く形を選ぶ

「大雨のため、試合は中止になりました」を、次の語を使って完成させてください。

The match was cancelled ______ the heavy rain.

because / because of のどちらが入りますか。

4. 言いたい理由を確かめる

「昼食を抜いたので、お腹がすいた」と伝えたいとき、I skipped lunch because I was hungry. は意図に合っていますか。合っていなければ直してください。

5. 会話の短い返答にする

Why did you leave early?「どうして早く帰ったの?」と聞かれました。「頭が痛かったから」と、Because から短く答えてください。have a headache「頭痛がする」を使います。

解答と、つながりの確認

  1. I couldn’t reply because my phone battery was dead. / My phone battery was dead, so I couldn’t reply. — 電池が切れていたことが理由、返信できなかったことが結果です。どちらもこの関係を保っています。
  2. 解答例:I chose that restaurant because it was close to the station. — 先に店を選んだことを述べ、because の後ろに理由を付けます。
  3. because of。the heavy rain は名詞のまとまりです。because を使うなら、because it was raining heavily「雨が激しく降っていたので」のように、文の形へ変えます。
  4. 合っていません。「空腹だったので昼食を抜いた」という関係になっています。解答例:I was hungry because I skipped lunch. / I skipped lunch, so I was hungry. — 昼食を抜いたことが、空腹になった理由です。
  5. Because I had a headache. — 早く帰った時点の理由なので、have を過去の had にしています。Why? への返答では、この短い形で理由を伝えられます。

今日の行動に、一つだけ理由を添えてみる

今日したことを一つ思い出してください。「早く出た」「別の店に行った」「友人に電話した」など、短い内容で十分です。

まず行動だけを英語にし、「なぜ?」の答えを because で加えます。次に、理由を先にして so でつなぎ直してみてください。

二つの英文で、理由と結果の関係が同じなら、使い分けの芯をつかめています。接続する語を選ぶ前に、何が理由で、何をしたのかを確かめることが、話の筋が伝わる英文につながります。

POINTS AT A GLANCEbecauseとsoで理由と結果をつなぐ、4つの確認

01

なぜ?の答えがbecause

I stayed home because it was raining.

02

それで?の答えがso

It was raining, so I stayed home.アイ ステイド ホウム

03

理由と結果を取り違えない

I went to bed early, so I was tired. は、理由と結果が逆になる。

04

becauseとsoは重ねない

Because …, so … は、一組の理由と結果ではふつう使わない。

参考資料

大人の英語スクール · ライブ授業

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今日したことに一つだけ理由を添え、becauseとsoの両方で言い直してみましょう。同じ勉強時間でも伸び方が違うのはなぜか、という視点を、ライブ授業では取り上げています。

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