「明日は暇ですか?」は Are you free tomorrow?。「明日は働きますか?」は Do you work tomorrow?。どちらも日本語では「〜ですか」と聞けるのに、英語の出だしが変わります。

ここで「状態ならbe、動作ならdo」とだけ覚えると、今度は「犬を飼っていますか?」で迷います。犬を飼っていることは状態ですが、Do you have a dog? と言うからです。

選ぶ手がかりは、日本語の語尾よりも英語で何を言おうとしているかにあります。まず短い英文の骨組みをつくり、それを質問に変えてみましょう。

「暇だ」と「働く」では、もとの英文が違う

友人に週末の予定を聞く場面を考えます。

You are free on Saturday.
あなたは土曜日に暇です。

Are you free on Saturday?
土曜日は暇ですか?

free は「暇な」という意味で、You are free. がひとまとまりです。質問するときは、are を you の前に移します。

一方、「土曜日に働く」は You work on Saturdays. です。ここには、前へ移せる are がありません。

You work on Saturdays.
あなたは土曜日に働きます。

Do you work on Saturdays?
土曜日は働いていますか?

普段の習慣や好み、持っているものを、work、like、have などの動詞で言うときは、質問をつくる do を前に置きます。do 自体を「する」と訳す必要はありません。

Do you like coffee?
コーヒーは好きですか?

Do you have a dog?
犬を飼っていますか?

like も have も、体を動かす意味とは限りません。「動作か状態か」を日本語だけで判定するより、like coffee、have a dog という英語のまとまりを押さえるほうが確かです。

POINTS AT A GLANCE疑問文は、元の英文から作る
You are freeはareを前に出してAre you free?、You workはdoを足してDo you work?にする、疑問文の作り方の図

「今していること」なら、動作でもAre youになる

友人が仕事中かどうか聞きたいときは、次のように言えます。

You are working now.
あなたは今、仕事をしています。

Are you working now?
今、仕事中ですか?

「働く」は動作ですが、今していることを表す are working がもとの形なので、are が前に出ます。Do you working now? とはしません。

比べると、聞いている時間の捉え方も違います。

Do you work from home?
普段、在宅で働いていますか?

Are you working from home today?
今日は在宅で働いていますか?

前の文は普段の働き方、後の文は今日の状況を確かめています。be と do は、同じ質問の言い換えとして自由に交換するものではありません。

なお、can を使う文も、can を前に出せます。You can join us.「参加できます」なら Can you join us?「参加できますか?」です。すでに質問の先頭へ移せる語があるとき、さらに do を足す必要はありません。

相手の状態や予定について、短い疑問文で尋ねる場面
相手の状態や予定について、短い疑問文で尋ねる場面。

he・sheではdoes、過去ならdid。その後は元の形に戻す

同僚の通勤について聞くなら、次の組み立てになります。

She works near here.
彼女はこの近くで働いています。

Does she work near here?
彼女はこの近くで働いていますか?

She works の s に相当する働きを、質問では does が受け持ちます。そのため Does she works …? のように、両方へ s を付けません。

過去のことを聞く場合も同じです。

You called Ken yesterday.
あなたは昨日ケンに電話しました。

Did you call Ken yesterday?
昨日ケンに電話しましたか?

過去であることは did が示すので、その後は called ではなく call です。does・didの後は動詞を元の形にする、とひと続きで覚えましょう。

「どこで・いつ」を聞くなら、疑問詞を前に置く

はい・いいえの質問ができたら、知りたい情報を表す語を先頭に置けます。

Are you staying at this hotel?
このホテルに泊まっていますか?

Where are you staying?
どこに泊まっていますか?

Does the shop open at nine?
その店は9時に開きますか?

What time does the shop open?
その店は何時に開きますか?

Where you are staying? と、ふつうの文の語順のままにしないことがポイントです。まず Are you staying …? をつくり、その前に Where を置くと整理できます。

Whoでは「誰が」と「誰に」を分ける

電話の履歴を見て、「誰が電話してきたの?」と聞く場合です。

Who called you?
誰があなたに電話したの?

この who は、電話をかけた人そのものです。Ken called you. の Ken を who に替えているので、ふつうは did を足しません。

一方、「あなたは誰に電話したの?」なら、電話をかけたのは you です。

Who did you call?
あなたは誰に電話したの?

You called Ken. の Ken の部分を尋ねているので、Did you call …? の形を使います。

最初は「who が文の中で何をしているか」を、人物の役割で考えてみてください。なお、Who did call? のように do を使って「では、いったい誰が?」と強める言い方もあります。まずは、強調しない通常の質問を押さえれば十分です。

身近な話題で質問し、相手の返事まで続ける練習
身近な話題で質問し、相手の返事まで続ける練習。

練習:知りたいことが伝わる質問をつくる

  1. 友人の今の体調を聞きます。「疲れていますか?」を、tired を使って英語にしてください。
  2. 同僚の好みを聞きます。「辛い食べ物は好きですか?」を、like spicy food を使って英語にしてください。
  3. She lives near the station. の内容を、はい・いいえで答えられる質問に変えてください。
  4. You bought this bag yesterday. の内容を、はい・いいえで答えられる質問に変えてください。
  5. 「今、何を読んでいるんですか?」を、are reading を使って聞いてください。
  6. 「誰がこの写真を撮ったの?」と聞きたい場合、Who took this photo? と Who did you take a photo of? のどちらが合いますか。
  7. 友人が誰かと昼食を取ったと知りました。「誰と昼食を食べたの?」を、have lunch with を使って英語にしてください。

解答と考え方

  1. Are you tired? — You are tired. がもとの形です。tired の前にある are を先頭へ移します。
  2. Do you like spicy food? — 好みを表す like を使っています。You like … を質問にするので do を置きます。
  3. Does she live near the station? — does の後は lives ではなく live です。
  4. Did you buy this bag yesterday? — bought の過去の意味を did が受け持つので、buy に戻します。
  5. What are you reading now? — Are you reading …? の前に、読み物を尋ねる What を置きます。文脈から今の話だと分かるなら、now は省けます。
  6. Who took this photo? — 写真を撮った人を尋ねています。もう一方は「誰の写真を撮ったの?」と、写っている相手を尋ねる質問です。
  7. 解答例:Who did you have lunch with? — 昼食を取ったのは you で、一緒にいた相手を聞いています。did の後は had ではなく have です。

間違えたときは、疑問文を丸ごと暗記し直す前に、もとの文へ戻してみましょう。You are tired. なのか、You like spicy food. なのかが見えると、選ぶ理由も分かります。

自分が本当に聞きたい質問を一つつくる

今日、誰かに聞けそうなことを一つ選んでください。「今忙しい?」「普段、料理する?」「昨日は何を作った?」などで構いません。

まず You are busy.、You cook.、You cooked something yesterday. のような短い骨組みを考えます。そこから Are you …?、Do you …?、What did you …? へ変えてみましょう。

be と do を選ぶ目的は、文法問題に正解することだけではありません。何を、誰について、いつのこととして聞きたいかが伝わる質問を、自分で組み立てるためです。

POINTS AT A GLANCE疑問文を作るときの、4つの手順

01

beがあるなら前へ

You are free. → Are you free?

02

一般動詞だけならdo

You work on Saturdays. → Do you work on Saturdays?

03

does・didの後は原形

Does she work…? Did you call…? sやedは戻す。

04

知りたい語を前に

Where are you staying? What time does the shop open?

参考資料

大人の英語スクール · ライブ授業

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今日誰かに聞けそうなことを一つ選び、短いふつうの文に戻してから、質問に変えてみましょう。ライブ授業は、勉強しているのに話せない理由を5つの視点から見直す授業です。

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