旅先のコインランドリーで、乾燥機がいつ止まるのか分からない。表示を見ても分からず、店員に「あと何分かかるか、教えていただけますか」と聞きたい。
まず浮かぶ質問は、How long will it take?(どのくらい時間がかかりますか。)かもしれません。そこにCould you tell meを足すと、語順も少し変わります。
Could you tell me how long it will take?
あとどのくらい時間がかかるか、教えていただけますか。
will itではなく、it willです。間接疑問文では、質問を別の文の中に入れた部分を、主語→動詞の順にします。前置きを足しても、元の質問を丸ごと続けるわけではありません。
外側の質問と、内側の内容を分ける
会場で荷物を預ける場所を探しているとします。
Where are the lockers?
ロッカーはどこですか。
この質問をCould you tell me …?の中に入れると、次の形です。
Could you tell me where the lockers are?
ロッカーがどこにあるか、教えていただけますか。
外側のCould you tell me …?が、相手に情報を求める質問です。内側は「ロッカーがどこにあるか」という、知りたい内容。そのため、内側でもareを主語の前に出す必要はありません。
- 直接聞く:where → are → the lockers
- 文に入れる:where → the lockers → are
be動詞を「文のいちばん後ろに置く」と覚えると、長い文で困ります。Could you tell me where the lockers are on this map?なら、areの後ろにも言葉が続きます。見るのは文末ではなく、主語と動詞の順番です。

doesやdidは消えて、動詞の形に戻る
be動詞以外の質問でも、考え方は同じです。レンタサイクルを借りて、返却場所の営業時間を聞く場面を考えます。
What time does the rental desk close?
貸出カウンターは何時に閉まりますか。
Could you tell me what time the rental desk closes?
貸出カウンターが何時に閉まるか、教えていただけますか。
質問を作るためのdoesを取り、the rental deskが主語の現在形にするので、closeにsが戻ります。doesを消すだけで終わらないのが注意点です。
過去の質問なら、動詞を過去形にします。
Where did you leave the spare key?
予備の鍵をどこに置きましたか。
Do you remember where you left the spare key?
予備の鍵をどこに置いたか、覚えていますか。
didを残したり、leaveのままにしたりせず、you leftとします。一方、冒頭のwillは時制や意味を表す助動詞なので、消しません。how long it will takeのように、主語の後ろに置きます。

「使えるかどうか」ならifかwhetherを入れる
ロッカーの場所ではなく、「このロッカーを使ってよいか」と聞くなら、元の質問はCan I use this locker?です。whereやwhenのような疑問詞がありません。
Could you tell me if I can use this locker?
このロッカーを使ってよいかどうか、教えていただけますか。
このような、はい・いいえで答える内容には、ifまたはwhetherを使います。Could you tell me whether I can use this locker?でも構いません。
ここでifを抜けば、同じ「使ってよいかどうか」という質問になるわけではありません。ifを抜いてCould you tell me I can use this locker?とすると、「私が使えるとお伝えいただけますか」という別の意味の文になります。「〜かどうか」を聞くなら、if/whetherを残しましょう。
whoが主語なら、見た目は変わらない
忘れ物の帽子を誰が見つけたのか、受付に聞きたいとします。
Who found this hat?
誰がこの帽子を見つけましたか。
Do you know who found this hat?
誰がこの帽子を見つけたか、ご存じですか。
このwhoは「見つけた人」、つまり主語です。もとの質問からwho→foundという順番になっているため、並べ替える必要がありません。
「間接疑問文なら必ず言葉を入れ替える」と考えず、内側に主語→動詞の並びがあるかを見ると、この場合も同じ基準で確認できます。

三つの質問を、そのまま使える形にする
次の場面で、指定の書き出しに続く英文を作ってください。
- チケットを買う前に、入場料を聞きたい。How much does admission cost?を、Could you tell me …?に入れる。
- 予約したツアーに昼食が含まれるか分からない。Is lunch included in the tour?を、Do you know …?に入れる。
- 誰がこの箱を運んだのか知りたい。Who moved this box?を、Do you know …?に入れる。
解答と、確認する場所
- Could you tell me how much admission costs?
「入場料はいくらか、教えていただけますか。」主語はadmission。doesを取り、costをcostsにします。 - Do you know if lunch is included in the tour?
「そのツアーに昼食が含まれるか、ご存じですか。」ifの後ろはlunch is。whetherも使えます。 - Do you know who moved this box?
「誰がこの箱を運んだか、ご存じですか。」whoが主語なので、who movedの並びは変わりません。
最後に、自分で一つ作ってみましょう。「この荷物をどこに置けばよいか、教えていただけますか」なら、元の質問はWhere should I put this bag?です。
答えの一例は、Could you tell me where I should put this bag?。whereの後ろをI should putの順にします。where should Iと、直接の質問の形を残していないか確かめてください。
話す前に、内側だけを短く確認する
長い一文を一度に組み立てようとすると、語順が混ざりやすくなります。まず「where the lockers are」「if I can use it」のように、知りたい内容をひとかたまりにしてから、Could you tell me …?につなぐと整理できます。
Do you know …?は全体が質問なので「?」で終わります。I wonder where the lockers are.(ロッカーはどこだろう。)のように、外側が質問の形でなければ、通常は「.」です。内側の語順はどちらも変わりません。
01
主語の後ろに動詞を置く
where are the lockers → where the lockers are。are on this mapのように後ろに語が続くこともあり、「動詞は必ず文末」ではない。
02
does・didを外し、動詞も戻す
does the rental desk close → the rental desk closes。did you leave → you left。質問用のdoを消すだけで終わらない。
03
willなどの助動詞は残す
how long will it take → how long it will take。意味や時制を表すwillは消さず、主語の後ろへ置く。
04
Yes/Noの内容にはif・whether
Could you tell me if I can use this locker? 「使えるかどうか」をつなぐifを入れる。
05
疑問詞が主語なら、その順のまま
Who found this hat? → Do you know who found this hat? whoが主語なので、who → foundを入れ替えない。
参考資料
- British Council LearnEnglish:Questions and negatives — Could you tell me …?のあとは主語+動詞の語順にし、疑問詞またはifで続けること。
- British Council LearnEnglish Teens:Question words — 間接疑問文の語順は通常の文と同じで、より丁寧であること。whoが主語のときはdoを使わないこと。
- BBC Learning English:6 Minute Grammar, Indirect questions(PDF) — 間接疑問文でdo/does/didを使わず動詞の形に戻すこと。はい・いいえの内容にはifまたはwhetherを使い、whetherのほうが少し改まること。
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