英語のコロケーションとは、一緒に使われやすい語の組み合わせです。「決める」を一語ずつ訳そうとして止まるなら、make a decision のように、動詞と名詞をまとまりで覚えると表現を選ぶ手掛かりになります。

この記事では make・take・have・do・give を使う25組を、例文と使い方で確認します。読むだけで終えず、答えを隠すテストと、自分の用件を短文にする練習まで進めましょう。組み合わせを覚えることと文法を理解することは、どちらも文を作る助けになります。

単語の意味が合っていても、組み合わせは直訳で決まらない

日本語では「宿題をする」「決定をする」の両方に「する」が使えます。英語では do homework と make a decision が代表的です。日本語の動詞が同じだから英語でも同じ、とは限りません。

辞書では動詞に加え、冠詞、単数・複数、前置詞も確認します。advice は通常数えないので、give advice と覚え、a advice としないようにします。

makeは作り出すこと、doは活動などのイメージも助けになりますが、それだけで全用法は予測できません。意味を理解し、用例で組み合わせを確かめる順に進めましょう。コロケーションには heavy rain のような形容詞と名詞の組もありますが、今回は基本動詞に絞ります。

「これ以外は全て間違い」と覚えない

take a break と have a break はどちらも使われます。一つの名詞に、複数の動詞が自然に組むこともあるのです。

25組は基本の候補です。別の組み合わせも、場面や意味を用例で比較してください。

基本動詞×名詞25選:冠詞や形も含めて覚える

以下の例文と練習問題はこの記事のために作成しました。音声は添付していません。発音は辞書の対応する語の音声などで確認でき、下の英文を別の例文の音声と照合する必要はありません。

make:決定や結果を作る表現

1. make a decision|決める、決定する

We need to make a decision today.(今日決める必要があります) 何かを決定するまとまりです。会話では decide という一語でも表せます。

2. make a mistake|間違える

I made a mistake in the address.(住所を間違えました) 「間違いを作る」と日本語訳を固定せず、場面と一緒に覚えます。過去形は made です。

3. make a plan|計画を立てる

Let’s make a plan for the weekend.(週末の計画を立てましょう) 計画そのものを立てる表現です。既にある計画に従うこととは分けます。

4. make a reservation|予約する

I’d like to make a reservation for two.(2人で予約したいです) 店や日時を加えて使えます。ホテルなどでは book a room のような表現もあります。

5. make an effort|努力する

I’ll make an effort to arrive on time.(時間どおりに着くよう努力します) effort の前は an。何をする努力かは to 以下などで補います。

take:行動を起こすときに使う組み合わせ

6. take a break|休憩する

Let’s take a short break.(少し休憩しましょう) 「休みを取る」に使えます。have a break も可能です。

7. take a look|ちょっと見る

Could you take a look at this chart?(この図を見てもらえますか) 見る対象を続けるときは at this chart のようにします。

8. take a photo|写真を撮る

Can I take a photo here?(ここで写真を撮ってもいいですか) photo を picture に替えた表現もあります。撮影してよいか尋ねる場面ごと覚えられます。

9. take notes|メモを取る

I take notes during meetings.(会議中にメモを取ります) この意味では複数形 notes を使うまとまりを覚えます。

10. take responsibility|責任を引き受ける

I’ll take responsibility for the schedule.(日程については私が責任を持ちます) 対象は for 以下で示せます。ここでは responsibility に a を付けません。

have:食事・経験・状態を表す組み合わせ

11. have breakfast|朝食を取る

I have breakfast at home.(家で朝食を取ります) 通常の食事名として使うこの形では、breakfast に a を付けません。

12. have a conversation|会話をする

We had a short conversation after lunch.(昼食後に少し話しました) 相手を加えるなら with a colleague などを続けられます。

13. have a problem|問題がある

I have a problem with this file.(このファイルで困っています) 何に困っているかを with 以下で具体化できます。

14. have a meeting|会議をする、会議がある

We have a meeting at ten.(10時に会議があります) 必ずしも自分が主催するという意味ではありません。予定を伝えるときにも使います。

15. have time|時間がある

Do you have time to check this?(これを確認する時間はありますか) この意味の time は通常数えずに使います。何をする時間かまで添えると用件が伝わります。

do:作業や活動を表す組み合わせ

16. do homework|宿題をする

I do my homework after dinner.(夕食後に宿題をします) homework は通常数えない名詞です。my のような語は付けられます。

17. do housework|家事をする

We do housework together on Sundays.(日曜日は一緒に家事をします) 家事全般を指します。仕事の work と同様、ここでは a を付けません。

18. do exercise|運動する

I do some exercise before work.(仕事の前に少し運動します) 運動全般の表現です。問題集の「練習問題」なら do exercises など、意味と形が変わります。

19. do research|調査・研究をする

We need to do more research on this topic.(この話題をもっと調べる必要があります) research も通常数えない名詞です。調べる対象を on 以下などで示せます。

20. do one’s best|最善を尽くす

I’ll do my best to help.(力になれるよう最善を尽くします) one’s は置き換え用の表記です。主語に応じて my・your・her などを選びます。

give:相手に何かを伝える・提供する組み合わせ

21. give advice|助言する

Could you give me some advice?(何か助言をいただけますか) 相手を示す me を挟めます。advice に a は付けず、ここでは some を使っています。

22. give a presentation|発表する

I’m giving a presentation on Friday.(金曜日に発表します) 聞き手に向けて発表する表現です。make a presentation も使われ、常に誤りとはいえません。

23. give permission|許可を与える

My manager gave me permission to leave early.(上司が早退を許可してくれました) permission はここでは数えません。誰に何を許可するかも文の中で確認します。

24. give someone a hand|人を手伝う

Could you give me a hand with these boxes?(この箱を運ぶのを手伝ってもらえますか) 文字どおり「手を与える」ではなく、助けるという意味の表現です。

25. give feedback|意見や評価を伝える

Please give me feedback on this draft.(この下書きに意見をください) feedback は通常数えない名詞です。on 以下で対象を示せます。

POINTS AT A GLANCE基本動詞の組み合わせを整理する

01

make

make a decisionなど、決定や結果に関わる組み合わせ。

02

take

take a lookなど、行動を表す組み合わせ。

03

have

have breakfastなど、食事・経験・状態の組み合わせ。

04

do

do homeworkなど、作業や活動の組み合わせ。

05

give

give adviceなど、伝える・提供する組み合わせ。

覚え方:理解してから、答えを隠して取り出す

最初から25組全てを一度に覚えなくても構いません。自分が近く使いそうな5組を選び、次の順で練習します。

  1. 意味と形を確認する。 冠詞、複数形、続く前置詞を含めて読む。
  2. 音を確認する。 辞書などで語の発音と強勢を確かめ、例文を声に出す。
  3. 答えを隠す。 「決定する」を見て make a decision を言う。迷った語には印を付ける。
  4. 日を空けて再確認する。 翌日や数日後に順番を変えて試す。忘れた組は早めに戻す。
  5. 自分の文に入れる。 仕事、家事、旅行など、実際の用件に使う。

日本語で意味を確かめたり、まとまりを暗記したりすることも役に立ちます。そこで終えず、場面から取り出す練習までつなげるのがポイントです。「見たら分かる」が増えたら、次は例文を隠して言えるかを確かめます。

make coffeeのように、動詞と名詞を一つの動作として覚えるイメージ
make coffeeのように、動詞と名詞を一つの動作として覚えるイメージ。

確認問題:動詞だけでなく、文全体を完成させる

表を隠し、空欄に基本動詞を入れてください。指定された形に合わせ、必要なら過去形にします。複数の自然な答えがある問題は、答えで示します。

  1. 今日決める必要がある:We need to ________ a decision today.
  2. 昨日間違えた:I ________ a mistake yesterday.
  3. 休憩しよう:Let’s ________ a break.
  4. この写真を見て:Please ________ a look at this photo.
  5. 朝食を家で取る:I ________ breakfast at home.
  6. 今日は会議がある:We ________ a meeting today.
  7. 宿題をする必要がある:I need to ________ my homework.
  8. 最善を尽くすつもり:I’ll ________ my best.
  9. 助言をください:Please ________ me some advice.
  10. 明日発表する予定:I’m going to ________ a presentation tomorrow.

答え:1 make(英国英語ではtakeも可)、2 made、3 take または have、4 take または have、5 have、6 have、7 do、8 do、9 give、10 give または make。2は yesterday に合わせて過去形にします。

間違えたら、a mistake や some advice まで含めて確認します。10の make も誤りにせず、用例で使い方を確認しましょう。

自分の用件を、簡単な日本語から英語にする

最後に、言いたいことを一つ選びます。難しい日本語の言い回しをそのまま英訳しようとせず、意図をほどきます。

  • 「この件、一度目を通してもらえないか」→「このファイルを見てほしい」→ Could you take a look at this file?
  • 「家のことが山積みで出かけられない」→「家事をする必要がある」→ I need to do some housework.
  • 「少しお力添えいただきたい」→「この作業を手伝ってほしい」→ Could you give me a hand with this task?

英語にしたら、誰に何を頼む文か、名詞が意図に合うかを確認します。表現が出なければ一覧へ戻って構いません。確認後にもう一度隠し、自分の用件として言ってみてください。

よくある質問

動詞と名詞を別々に暗記するのは無駄ですか?

無駄ではありません。語そのものの意味を知ることは必要です。そのうえで、よく一緒に使う相手も増やすと、文を作るときの選択肢になります。基本語の理解、文法、組み合わせの記憶を結びましょう。

例文を丸暗記したほうがよいですか?

短い例文を覚えるのは一つの方法です。意味や構造を確認し、自分の場面に合わせて名詞や時を替えてみます。ただし、どんな語に替えても自然になるわけではありません。初めての組み合わせは辞書で調べます。

会話中に動詞を間違えたら、必ず言い直しますか?

意味が伝わって会話が続いているなら、全てをその場で止めて直す必要はありません。後で迷った表現をメモし、自然な組み合わせを確認して次に備えます。誤解が起きたときは、より簡単な文で言い直しましょう。

take a breakのように、自分の日常の行動と語の組み合わせを結び付ける場面
take a breakのように、自分の日常の行動と語の組み合わせを結び付ける場面。

参考にした一次資料

語の結び付きと、基本動詞を使う表現の確認に使用しました。25組の選定と練習例は本記事独自のものです。

まとめ:使いたい5組を、明日の用件につなげる

コロケーションは、一緒に使われやすい語を学ぶ方法です。25組から自分に必要な5組を選び、意味と形を確認し、答えを隠して取り出しましょう。最後に一つ、自分の予定や依頼の文へ変えてみてください。日本語で意図を整理し、簡単な文にしてから英語にすると、覚えた組み合わせを使う場面が明確になります。

POINTS AT A GLANCE今日のポイントを振り返る

01

意味と形を確認

冠詞・複数形・前置詞も一緒に読む。

02

隠して取り出す

日本語や場面から、語のまとまりを答える。

03

自分の用件へ

簡単な日本語に整え、短い英語にする。

04

日を空けて復習

順番を変えて確かめ、迷った組を見直す。

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