週末の予定について、「写真を撮るのが好き」「写真を撮ることに決めた」と話す。同じ「写真を撮る」でも、英語では前の動詞によって形が変わります。

I enjoy taking photos by the river.
川辺で写真を撮るのを楽しんでいます。

I decided to take photos by the river this weekend.
今週末、川辺で写真を撮ることに決めました。

enjoyの後ろはtaking、decideの後ろはto takeです。「〜すること」という日本語だけでは選べません。まずは前の動詞と、その後ろの形をセットにして覚えるのが出発点です。

「-ingは過去、toは未来」だけでは選べない

to不定詞はto+動詞の原形、動名詞は動詞の-ing形で、ここではどちらも行動を表しています。動名詞の-ingは、be+-ingで作る進行形とは働きが違います。

want to …やplan to …には、これからしたいことがよく続きます。そのため、toを「これからに向かう形」と覚えると、思い出しやすい動詞はあります。

ただ、そのイメージで未知の動詞の後ろまで決めることはできません。たとえば、明日の移動についても、こう言えます。

I want to avoid travelling during rush hour tomorrow.
明日は、ラッシュ時に移動するのを避けたいです。

wantの後ろはto avoid、そのavoidの後ろはtravellingです。まだしていない行動でも、avoidには-ingを続けます。時の前後だけで形を予想しないことが大切です。

よく使う動詞を、短い組で覚える

一度に長い一覧を覚えるより、自分が話す内容に使う組を増やしましょう。

後ろに-ingを続ける 後ろにto+原形を続ける
enjoy taking photos(写真を撮るのを楽しむ) want to visit an island(島を訪ねたい)
finish checking the route(経路を確認し終える) decide to rent a bike(自転車を借りると決める)
avoid driving at night(夜の運転を避ける) hope to see the sunrise(日の出を見たいと思う)
keep practising the song(その歌を練習し続ける) plan to stay for two nights(二泊する予定を立てる)

この使い方でenjoy to take、decide rentingとはしません。辞書では「enjoy + -ing」「decide + to infinitive」のような形や、例文の動詞の直後を確認します。

likeなど、両方を取る動詞もあります。I like exploring small towns.とI like to explore small towns.は、どちらも「小さな町を歩いて見て回るのが好き」と言えます。意味や好みの傾向に違いが出ることもありますが、最初は両方の形があると押さえましょう。一方、希望を表すwould likeでは、I’d like to explore this town.(この町を見て回りたいです。)とします。

POINTS AT A GLANCEenjoy・decide・avoid:動詞と続く形をセットにする
enjoyからtaking photos、decideからto take photos、avoidからtravelling ... tomorrowへ矢印でつなぐ。avoidは未来の内容でも-ingを取るため、時の前後だけで形を選ばないと示す
enjoy readingのように、好きな活動をまとまりで覚えるイメージ
enjoy readingのように、好きな活動をまとまりで覚えるイメージ。

stop:その行動をやめるか、別の目的で止まるか

「歩くのをやめた」と「写真を撮るために足を止めた」を比べます。

We stopped walking when it started to snow.
雪が降り始めたので、私たちは歩くのをやめました。

We stopped to photograph the old bridge.
古い橋を撮影するために、私たちは足を止めました。

stop walkingでは、やめた行動がwalkingです。stop to photographでは、足を止めた目的が「撮影するため」。to以下の行動をやめたという意味ではありません。

stopの後ろがwalkingかto photographかで、やめた行動か、止まった目的かが決まります。

rememberとforget:記憶か、するはずの行動か

宿を予約する場面なら、二つのrememberを比べられます。

I remember booking a room with a balcony.
バルコニー付きの部屋を予約したのを覚えています。

Please remember to book a room with a balcony.
バルコニー付きの部屋を、忘れずに予約してください。

前者は、すでにした予約についての記憶。後者は、これからする予約を忘れないようにという念押しです。

forgetも、同じ違いを場面で確かめられます。

I’ll never forget seeing the sunrise from that island.
あの島で見た日の出は、決して忘れません。

I forgot to set my alarm, so I missed the sunrise.
目覚ましをかけ忘れて、日の出を見逃しました。

forget seeingは、すでに見た光景についての記憶です。ここではneverを伴って、その記憶を失うことはないと述べています。一方、forgot to setでは、するはずだった目覚ましの設定をしませんでした。「忘れる」の一語だけで選ばず、したことの記憶なのか、するはずの行動なのかまで考えましょう。

try:方法を試すか、実現しようとするか

音声が聞こえにくいとき、別の方法を提案するなら、こう言えます。

Try moving the speaker closer.
スピーカーをもっと近くに動かしてみてください。

聞こえやすくなるか、方法を試すという意味です。一方、棚を動かそうとしているなら、次のように言えます。

We’re trying to move the shelf without scratching the floor.
床を傷つけずに棚を動かそうとしています。

こちらは、行動を実現しようと取り組んでいること。try toだけで、失敗したと決まるわけではありません。成功したかどうかは、続きの説明で分かります。

want to goのように、これからしたい行動を思い浮かべる場面
want to goのように、これからしたい行動を思い浮かべる場面。

三つの場面で、形と理由を選ぶ

場面1:マフラーの忘れ物を確かめる

外出前に、自分のマフラーをかばんに入れたか迷いました。少し考えて、「入れたのを覚えているよ」と友人に伝えるなら、どちらでしょう。

  • A. I remember packing it.
  • B. I remember to pack it.

答えはAです。「それをかばんに入れたのを覚えています」という記憶を述べます。Bはたとえば習慣として「忘れずに入れる」という意味にはなりますが、この場面で「入れた記憶がある」と答える文にはなりません。

場面2:自転車のサドルが高すぎる

足が届きにくい友人に、「サドルを下げる方法を試してみて」と言いたい。Try(lower)the seat.のlowerを、どんな形にしますか。

解答例は、Try lowering the seat.(サドルを下げてみてください。)です。低くすれば乗りやすくなるか、方法を試します。

Try to lower the seat.も文法的には可能で、「サドルを下げようとしてみて」という、行動の実現に重点を置く指示です。今回は「解決方法の提案」という意図なので、loweringが合います。

場面3:動詞の後ろの形を決める

次の( )の動詞を、正しい形にしてください。

  1. I enjoy ___ (walk) along the river.
  2. We decided ___ (stay) one more night.
  3. She finished ___ (read) the map before we left.

答えは、1がwalking、2がto stay、3がreadingです。

1はenjoyの後ろなので-ing形、「川沿いを歩くのを楽しんでいます」。2はdecideの後ろなのでto+原形、「もう一泊すると決めました」。3はfinishの後ろなので-ing形、「出発前に地図を読み終えました」。どの動詞も、表で見た「前の動詞と後ろの形のセット」で選べます。

新しい動詞は、自分の一文まで作る

動詞を一つ覚えたら、後ろの形も含めて、自分が言いそうな文にしましょう。たとえば「帰る前に、経路の確認を終えたい」なら、I want to finish checking the route before we leave.です。want → to finish、finish → checkingという組がつながっています。

形を選ぶ順番は、まず辞書で動詞の型を確かめること。stop、remember、tryのように両方がある場合は、その場面で伝えたい意味に戻ることです。「未来だからto」と一度で決めず、この二段階で確認していきましょう。

POINTS AT A GLANCE動詞の後ろの形を選ぶ、5つの確認

01

まずは動詞の型を確かめる

enjoy taking photos、decide to take photos。avoid travelling during rush hour tomorrowは未来の内容でも-ing。「未来ならto」とは決めず、辞書の型を見る。

02

likeは両方、would likeはto

like exploring small townsとlike to explore small townsは両方使える。一方、希望はI'd like to explore this town. の形。

03

stop:やめるか、目的のために止まるか

stop walkingは歩くのをやめる。stop to photograph the old bridgeは、古い橋を撮影するために足を止める。止める行動と、その目的を区別する。

04

remember・forget:記憶か、する行動か

remember bookingは予約した記憶、remember to bookは予約を忘れずにすること。forgot to set the alarmは、するはずの設定をしなかったこと。

05

try:方法を試すか、実現を目指すか

Try lowering the seat. はサドルを下げる方法を試す。trying to move the shelfは棚を動かそうと取り組むこと。try toだけで失敗したとは決まらない。

参考資料

大人の英語スクール · ライブ授業

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