受講前の悩み
赴任が決まったとき、私は仕事の引き継ぎや住まいの準備と同じくらい、英語が気になっていました。メールなら調べながら読めます。でも、会議中に質問されたら、何から話せばよいか分からなくなりそうでした。
仕事の英語だけ勉強すればよいのか、生活の英語も必要なのか。どれも急いで準備しなければと思い、教材を開いても落ち着かない状態でした。
学習で取り組んだこと
まず、赴任後に使いそうな6場面を決めました。自己紹介、進捗報告、依頼内容の確認、日程調整、住まいの問い合わせ、設備の不具合説明です。各場面で伝えることを日本語で整理してから、短い英文にしました。
平日は45分、週末は60分を使い、説明する練習と質問に答える練習を組み合わせました。私の癖は、背景から細かく話そうとして、肝心の予定や依頼が後ろになること。進捗報告では、現状と次の予定を先に言う形に何度も直しました。
質問にすぐ答えられない場面も練習しました。確認して後から伝える、日時をもう一度尋ねる。その言い方を用意しておくことも、渡航前の大切な準備になりました。
変化を感じた場面
赴任直後の自己紹介では、練習した担当業務の説明を使いました。緊張して一度言い直しましたが、手元のメモを見ながら、最後まで自分で話しました。歓迎の言葉を全部聞き取れたわけではなく、その後の雑談では何度も聞き返しています。
同じ週、会議の日程を伝えられたとき、私は午前か午後かに自信がありませんでした。以前なら近くの同僚に後で確認していたと思います。その日は、その場で時間を尋ね直し、カレンダーを見せて確かめました。
準備した6場面が、全部そのまま出てきたわけではありません。それでも、自己紹介と日程確認で練習した言葉が口から出たことで、次に何を補えばよいかも見えました。
学習を振り返って
現地の会話は、練習より速く、話題も急に変わります。部署特有の言葉や、複数人が話す会議には、まだ慣れる必要があります。
16週間で私が用意できたのは、最初のやり取りを始めるための言葉でした。赴任してからも、困った場面を書き留めて練習を続けています。漠然と全部が不安だったころより、自分に必要な勉強を選びやすくなったと感じています。
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