受講前の悩み
私は、自分の店で扱う商品について話すのが好きです。素材を選ぶ理由も、使うときのちょっとした工夫も、お客さまに知ってもらいたいと思っています。
ところが、海外から来た方が商品を手に取ると、価格や色を伝えるだけで終わっていました。説明したいことはたくさんあるのに、英語にしようとすると長い日本語ばかり浮かぶ。翻訳した原稿を用意しても、自分の口ではうまく話せませんでした。
学習で取り組んだこと
最初に、紹介する商品を一つ選びました。何に使うものか、どんな特徴があるか、どう手入れするか。説明を日本語で整理し、短い英文にしていきました。
目安は3分でしたが、初めの原稿は情報を詰め込みすぎていました。言いたいことを全部入れるより、まず相手が知りたいことを伝えようと考え、専門用語も簡単な表現に直しました。
平日は30分、週末は60分。商品を手元に置いて話し、用途、素材、サイズや種類、手入れ、購入方法の5項目を質問される練習もしました。すぐに答えられない質問には、確認してから案内すると伝える言い方を用意しました。
変化を感じた場面
ある日、海外からの来店者が布製のバッグを見ていました。私は商品の素材と、内側のポケットについて、練習した短い文で説明しました。用意した3分の紹介を全部話すのではなく、その方が手に取って見ている部分に合わせて言葉を選びました。
手入れについて尋ねられたときは、最初、質問を聞き取れませんでした。もう一度言ってもらい、商品の表示も一緒に見ながら確認しました。洗い方の細かな説明には、翻訳も使っています。
長い会話ではありませんでした。それでも、価格を伝えて終わるのではなく、相手の質問を受けて、自分の知っている商品のことを説明できた。そのやり取りがうれしくて、後から言えなかった表現をメモしました。
学習を振り返って
準備した商品以外の話になると、まだ言葉を探します。お客さまの質問は、こちらが用意した順番で来るわけでもありません。
だから今は、長い原稿を一つ覚えることに加えて、説明を短く取り出す練習も続けています。自分の事業で何を英語にしたいのかがはっきりしたことで、学ぶ内容を選びやすくなりました。商品への思いを、少しずつ自分の言葉で伝えていきたいです。
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