オンライン英会話で、先生の話は分かったのに、「I see.」と返したあと、次の言葉が出てこない。そんなときは、難しい質問を考える前に、相手の話を受け止めて、気になったことや自分のことを一つ足す練習をしてみましょう。
たとえば、相手が「週末にパンを焼いた」と話したら、That sounds fun.(楽しそうですね)に What did you make?(何を作ったんですか?)を足せます。自分も焼くのが好きなら、I like baking, too.(私もお菓子やパンを焼くのが好きです)と返してもよいでしょう。
この記事では、英語の相槌・リアクションを4つの場面に分けて20個紹介します。それぞれに、日本語の意味と3つの発言からなる会話例を付けました。最後の5分間の練習で、次の会話に使う一組を準備してみましょう。
「I see.」のあとに、何を足せばいい?
I see. は「なるほど」「分かりました」と理解を伝えられる表現です。毎回、長く返す必要はありません。相手がまだ話している途中なら、短い相槌を打って続きを待つことも大切です。
自分に話す番が来て、もう少し会話を続けたいときは、次のどちらかを足してみましょう。
- 相手の話を少し詳しく聞く。 「何を作ったの?」「どこへ行ったの?」など、今の話に沿って一つ聞きます。
- 自分の経験や考えを短く伝える。 「私も好きです」「それはまだ試したことがありません」など、一文を添えます。
British Councilの会話教材でも、相手への反応に加え、自分の経験を話したり、相手について尋ねたりするやり取りが紹介されています。
ただし、質問を毎回足す必要はありません。忙しそうな相手には短く返し、困り事にはまず気遣いを伝えます。「会話を続ける」ことより、今の相手の話に合う返し方を選ぶことから始めましょう。
以下は、使い方を示すために作成した会話例です。「あなた」の発言では、太字の相槌に一言を添えています。相手の返答は一例なので、実際の話に合わせて変えてください。
場面① 理解・共感を伝える5フレーズ
話の内容が分かったときや、自分にも似た経験があるときの返し方です。「理解した」ことと「同意した」ことは別なので、仕事では特に使い分けましょう。
01. I see.
意味:なるほど。/分かりました。
説明を聞いて、内容が分かったときに使えます。同意や承諾まで伝えたい場合は、自分の意見や次の行動を添えましょう。
相手: I take the bus because parking is expensive.
駐車料金が高いので、バスを使っています。
あなた: I see. How long does the bus take?
なるほど。バスだと、どのくらいかかりますか?
相手の返答: About twenty minutes.
20分くらいです。
02. That makes sense.
意味:なるほど、そういうことですね。
相手の説明に筋が通っていると感じたときに。聞いたことを伝えるだけの返事より、理由に納得したことが伝わりやすくなります。
相手: I book an early train so I can get a seat.
座れるように、早い時間の電車を予約しています。
あなた: That makes sense. I usually travel in the afternoon.
なるほど、そういうことですね。私はいつも午後に移動します。
相手の返答: Is it busy then?
その時間は混みますか?
03. I know what you mean.
意味:言いたいこと、分かります。
相手の気持ちや感覚に共感するときに。言いたいことが本当には分かっていないときは、聞き返して確認しましょう。
相手: It’s hard to start studying after a long day.
一日働いたあとに勉強を始めるのは大変ですね。
あなた: I know what you mean. I often feel tired after workアフター ワーク, too.
その気持ち、分かります。私も仕事のあと、よく疲れを感じます。
相手の返答: What do you do on those days?
そういう日はどうしていますか?
04. Same here.
意味:私も同じです。
相手が話した好み・状況・経験が、自分にも当てはまるときのカジュアルな返し方です。何にでも使える「そうですね」の代わりではありません。
相手: I prefer studying in the morning.
私は朝に勉強するほうが好きです。
あなた: Same here. I do ten minutes before breakfast.
私も同じです。朝食の前に10分やっています。
相手の返答: That’s a good routine.
いい習慣ですね。
05. That’s true.
意味:確かにそうですね。
相手の言ったことを、そのとおりだと思うときに。単に理解した場合には01の I see. が使えます。
相手: A short walk can be a nice break.
少し歩くと、いい気分転換になりますね。
あなた: That’s true. I like walking by the river.
確かにそうですね。私は川沿いを歩くのが好きです。
相手の返答: There’s a good path near my office.
私の職場の近くに、いい遊歩道があります。
場面② 興味・驚き・うれしさを伝える5フレーズ
楽しい予定や新しい発見、うれしい報告には、その内容に合う反応を返してみましょう。声の調子も含めて、関心を伝えることが大切です。
06. That sounds interesting.
意味:面白そうですね。
話を聞いて、興味を持ったときに。楽しい活動なら interesting を fun に変えても使えます。
相手: I’m taking a class about local history.
地域の歴史についての講座を受けています。
あなた: That sounds interesting. What did you learn this week?
面白そうですね。今週は何を学んだんですか?
相手の返答: We learned about the old market.
昔の市場について学びました。
07. Really?
意味:そうなんですか?/本当ですか?
意外な話に驚いたり、続きを促したりする短い反応です。強く言うと疑っているように聞こえることがあるので、関心を込めて穏やかに返しましょう。
相手: I used to live on a small island.
以前、小さな島に住んでいました。
あなた: Really? What was it like?
そうなんですか? どんなところでしたか?
相手の返答: It was quiet, and everyone knew each other.
静かで、みんな顔見知りでした。
08. I had no idea.
意味:全然知りませんでした。
初めて知ったことに反応するときに。相手の特技や知識を初めて知って驚いたあと、どうやって身につけたのかを尋ねることもできます。
相手: I can repair bicycles.
自転車の修理ができます。
あなた: I had no idea. How did you learn?
全然知りませんでした。どうやって覚えたんですか?
相手の返答: My grandfather taught me.
祖父が教えてくれました。
09. That’s great!
意味:よかったですね!/素晴らしいですね!
相手にとってうれしい出来事に、一緒に喜ぶ返し方です。何がよかったのかに合わせて、続きを聞いたり、お祝いを伝えたりできます。
相手: My first presentation went well.
初めてのプレゼンがうまくいきました。
あなた: That’s great! How do you feel now?
よかったですね! 今はどんな気持ちですか?
相手の返答: I’m relieved. I was very nervous.
ほっとしています。とても緊張していたので。
10. I’m happy for you.
意味:自分のことのようにうれしいです。/よかったですね。
相手のよい知らせを喜ぶ表現です。合格や目標の達成など、相手が喜んでいることに合わせて使いましょう。
相手: I got a place on the course I wanted.
希望していた講座を受講できることになりました。
あなた: I’m happy for you. When does it start?
よかったですね。いつ始まるんですか?
相手の返答: Next month. I can hardly wait.
来月です。待ち遠しいです。

場面③ 困り事・残念な話を受け止める5フレーズ
相手が大変だった話には、詳しく聞く前に気遣いを伝えましょう。事情によっては、質問を足さずに相手の続きを待つほうがよいこともあります。
11. That sounds tough.
意味:それは大変そうですね。
忙しさや負担の大きい状況に、気遣いを示す表現です。日常会話で使えますが、深刻な話には12のように落ち着いた表現を選ぶこともできます。
相手: I’ve been working late every night this week.
今週は毎晩、遅くまで働いています。
あなた: That sounds tough. I hope you can get some rest soon.
それは大変そうですね。早めに休めるといいですね。
相手の返答: Thanks. I have a day off tomorrow.
ありがとう。明日は休みなんです。
12. I’m sorry to hear that.
意味:それはお気の毒です。/それは残念でしたね。
病気や困り事など、よくない知らせを聞いたときの気遣いです。ここでの sorry は、自分の過失を謝る意味ではありません。
相手: I wasn’t well enough to go on the trip.
体調が悪くて旅行に行けませんでした。
あなた: I’m sorry to hear that. I hope you’re feeling better now.
それは残念でしたね。今は少しよくなっているといいのですが。
相手の返答: Thanks. I’m much better today.
ありがとう。今日はだいぶよくなりました。
13. That’s a shame.
意味:それは残念ですね。
楽しみにしていた予定の中止など、残念な出来事に使えます。大きな不幸には軽く聞こえることがあるので、場面に合わせて選びましょう。
相手: The outdoor concert was cancelled.
屋外コンサートが中止になりました。
あなた: That’s a shame. You were looking forward to it.
それは残念ですね。楽しみにしていましたよね。
相手の返答: Yes, but they’re planning another one.
はい。でも、別の日に開催を計画しているそうです。
14. That must have been difficult.
意味:それは大変だったでしょうね。
相手がすでに経験した大変なことを、話から想像して気遣う言い方です。現在の状況なら That must be difficult. と言えます。
相手: I moved house while I was studying for an exam.
試験勉強をしながら引っ越しました。
あなた: That must have been difficult. You had a lot to do.
それは大変だったでしょうね。やることがたくさんありましたね。
相手の返答: Yes. My family helped a lot.
はい。家族がたくさん手伝ってくれました。
15. Is there anything I can do?
意味:私に何かできることはありますか?
11の That sounds tough. のような短い相槌に続けて、手助けを申し出たいときに使えます。実際に手伝える範囲で申し出ましょう。
相手: I still have a lot to prepare for tomorrow’s meeting.
明日の会議の準備が、まだたくさん残っています。
あなた: Is there anything I can do? I have some time this afternoon.
私に何かできることはありますか? 今日の午後は少し時間があります。
相手の返答: Could you check these slides?
このスライドを確認してもらえますか?
場面④ 仕事・予定の説明に落ち着いて返す5フレーズ
仕事では、理解を示すだけで十分な場面もあります。承諾や対応を求められている場合は、できることや確認したい点を短く添えましょう。
16. Got it.
意味:分かりました。/了解です。
指示や情報を理解したことを、短く伝えます。比較的くだけた言い方なので、場面に合わせて17の Understood. も選べます。
相手: Please use the updated file in the shared folder.
共有フォルダーにある更新済みファイルを使ってください。
あなた: Got it. I’ll download it now.
分かりました。今ダウンロードします。
相手の返答: Thanks. It’s the one dated today.
ありがとう。今日の日付のものです。
17. Understood.
意味:承知しました。/理解しました。
指示などを理解したと伝える、簡潔で少し改まった返し方です。単独だと事務的に聞こえる場合もあるので、次の対応を添えると伝わりやすくなります。
相手: Please keep the draft within the team for now.
今のところ、草稿はチーム内だけで共有してください。
あなた: Understood. I’ll only send it to the team members.
承知しました。チームメンバーだけに送ります。
相手の返答: Thank you. We’ll share it more widely next week.
ありがとうございます。来週、共有先を広げます。
18. Thanks for letting me know.
意味:知らせてくれてありがとうございます。
変更や追加情報を教えてもらったときに。自分の予定や準備に関係する場合は、それに合わせた対応も伝えられます。
相手: The meeting has moved to room 4.
会議が4番の会議室に変更になりました。
あなた: Thanks for letting me know. I’ll tell the rest of the team.
知らせてくれてありがとうございます。チームのほかの人にも伝えます。
相手の返答: Great, thank you.
助かります、ありがとうございます。
19. Sounds good.
意味:いいですね。/それでよさそうです。
提案や予定に賛成するときの返し方です。内容が分かっただけで、まだ同意していない場合には使わないようにしましょう。
相手: Shall we meet online at ten tomorrow?
明日の10時にオンラインで打ち合わせましょうか?
あなた: Sounds good. I’ll send you a link.
いいですね。リンクを送ります。
相手の返答: Thanks. See you then.
ありがとう。では、そのときに。
20. Let me check.
意味:確認させてください。
16の Got it. のような相槌で受け止めたあと、その場では答えられず、予定や情報を確かめたいときに続けて使えます。「分かりました」とだけ返すと引き受けたように聞こえるので、何を確認するのかを添えましょう。
相手: Can you send the figures by noon?
正午までに数値を送れますか?
あなた: Let me check. I’ll look at my schedule and get back to you shortly.
確認させてください。予定を見て、すぐにお返事します。
相手の返答: Thanks. Please let me know.
ありがとう。分かったら教えてください。
相槌が単調になるときに見直したい3つのこと
まずは、表現の数より使い分けを。 うれしい報告にも困り事にも同じ反応を返してしまうなら、09の That’s great! と11の That sounds tough. のように、場面の違う表現を並べて練習してみましょう。
質問は、相手が話した内容から一つ選べば十分。 「週末に料理をした」と聞いた直後なら、「何を作ったの?」と聞くだけで足ります。質問を続けて面接のようになる場合は、自分のことも一文話してみてください。
声の調子や表情も、伝えたい気持ちに合わせる。 Really? を強く言うと疑っているように聞こえることがあります。驚きや興味を伝えたいなら、相手の続きを聞くつもりで、声に出して練習しましょう。無理に大きな反応をする必要はありません。
相手の話がまだ終わっていないときや、話題を続けたくなさそうなときは、続きを急がなくても大丈夫です。意味が分からなかったときは、相槌で流さずに聞き返す表現を使って確認しましょう。

実践ワーク:5分で「相槌+一言」を一組用意しよう
20個を一度に覚えるより、次の会話で使いそうな一組を選びましょう。ここでの5分は練習時間の目安です。
- 0〜1分:相手が話しそうなことを一つ決める。 「先生が週末にしたこと」「同僚からの予定変更」など、近い場面を選びます。
- 1〜2分:相槌を一つ選ぶ。 楽しそうな話なら06、変更の連絡なら18など、内容に合わせます。
- 2〜3分:質問か自分のことを、一文足す。 今の話について一つ聞くか、自分の経験・考え・次の行動を添えます。
- 3〜4分:相手→自分→相手の順で声に出す。 相手の返答も一つ想像して、一人二役で2回読みます。
- 4〜5分:英文を隠して、自分の返答を言ってみる。 詰まったら見直して、もう一度言ってみます。最後に、次に使う一組をノートに残します。
たとえば、「相手が新しい趣味を始めた」という場面なら、次のように準備できます。
相手: I started growing vegetables on my balcony.
ベランダで野菜を育て始めました。
あなた: That sounds interesting. What are you growing?
面白そうですね。何を育てているんですか?
相手の返答: Tomatoes and a few herbs.
トマトと、ハーブをいくつかです。
自分のことを足す練習なら、質問の代わりに I’d like to try that.(私もやってみたいです)と返すこともできます。相手の実際の答えを聞いたら、用意した文にこだわらず、その内容に合わせて返していきましょう。
参考にした英語表現・用法
- British Council:Keeping a conversation going(反応・自分の経験・質問を交えた会話)
- British Council English Online:Your guide to small talk topics, phrases and openers in English(相手への反応や、話題に沿った質問)
会話例と日本語訳は、この記事の場面に合わせて作成しています。
まとめ:受け止めて、一言足してみよう
英語の相槌は、難しい言い回しを増やすよりも、相手が話した内容に合わせて選ぶことが大切です。
01
理解・共感
分かったことを伝える
I see.
02
興味・喜び
関心を一言にする
That sounds interesting.
03
気遣い
まずは気持ちを受け止める
That sounds tough.
04
仕事・予定
理解と次の対応を伝える
Got it.
相槌 + 話題に沿う質問、または自分の一文。
相手の続きを聞く余裕も大切にしましょう。
- 理解を示すなら、I see. のあとに短い質問や自分の経験を添えてもよい。
- うれしい話や興味のある話には、その気持ちに合う反応を返す。
- 大変だった話には、無理に質問を増やさず、まず気遣いを伝える。
- 仕事の説明には、理解と同意を区別し、必要なら次の行動を添える。
まずは、自分が使いそうな相槌を一つ選び、質問か自分のことを一文だけ足してみましょう。その一組を、次の会話の前に声に出してみてください。
知っている英語を、
使える英語へ。
会話で使う一言を準備しながら、自分に合う英語の学び方も考えてみませんか。大人の英語スクールのライブ授業では、これからの学習を見直す視点を紹介しています。
最新の日程・参加方法は、案内ページから公式LINEでご確認ください。














